日々徒然。

出会っちゃったのが運の尽き、俺らにしかもう満足できないかも知れません。

今年の総括、そしてブログ書き初め 〜 Aぇ!groupを推しています。

10年ぶりに沼に堕ちた2022年。私の生活はよく沢山のコンテンツに助けてもらうことがあるが、今年は関西ジャニーズJr.のAぇ!Groupにその役割を担ってもらった。

せっかくなので、Aぇ!Groupのことを認めて2022年を終わりにしたい。ブログとしては書き初めだが年納めのつもりで書いているので、長い。

 

 

Aぇ!groupとは何か

冒頭にも書いたが「Aぇ!group」とはジャニーズ事務所所属、関西ジャニーズJr.の中のグループの1つで6人組の青年集団のことを指す。

 

ご存知ない方は、是非わずかばかりの公式紹介と、それを圧倒するえげつないクオリティの非公式ファンサイトを見ていただきたい。

j-island.net

aegroup.starfree.jp 

(作成者:青さん 青 (@101ty010) / Twitter

 

この非公式ファンサイト、見た瞬間にイラストの雰囲気や細部へのこだわり、供給のまとめ方の綺麗さ等に圧倒されるのだが、実は何よりすごいのは運用(更新のマメさ、もしくはその仕組み化)だと思っている。こういうファンの方が一人いらっしゃるグループって強いよなぁ。すごい、本当に。

 

この他にも各メンバーの名前や顔といった基本的なプロフィールや情報は、青さんのみならず先人達が各媒体でまとめてくださっているので、私はここに自分がAぇ!group(以下、Aぇ!)を好きになった理由、その入り口について言語化しておこうと思う。

 

なお少しだけ私の自己紹介をしておくと、

  • 都内在住、30代、会社員
  • 推し活動は中高時代のKinKiKids以来
    • コンテンツ自体は好きなので、漫画・アニメ・映画、現物でも劇団・声優・女性アイドル・韓流アイドルなどを摂取している時期はあったし、今もある。が、ガッツリ推す!という感じではなかった。
  • Aぇ!は大前提、グループとして大好き。強いて言えば赤・青・紫・緑およびその組み合わせを贔屓しがち。(傾向としてはその中でも赤強めな瞬間が多い)

という、特に特筆すべき点もない所謂ド新規の箱オタだ。

 

 

Aぇ!groupを好きになった理由

1.ちょうど良いフレッシュさ

初っ端から重々失礼な書き方なことはわかっている。でも、なんと言ってもこの歳から推すにはこれが心地よい。

 

Aぇ!は結成が2019年2月18日、活動期間はまだ4年弱だ。例えば同じジャニーズJr.でもHiHiJetsが2015年、美少年が2016年に結成されていることなどを考えると、若いグループに分類されるであろう。

そういう意味では確実にフレッシュなのだが、メンバー全員が現時点で成人であることや最年長が28歳であることを考えるとJr.の中でも年齢層は高めだ。(なおかつメンバー6人中5人がJr.暦は10年を超えている。)そのためか、他のJr.と絡むと否が応でも落ち着き、もとい謎のベテラン感が垣間見える。直近公式から配給されたジャニーズJr.チャンネル大運動会は好例かも知れない。*1

www.youtube.com

 

だからと言ってAぇ!は完全に落ち着いた熟年夫婦のような雰囲気かというとそういう訳でもなく、まだまだ関係性の変化もあるし、チームとしてデビューするには・上に行くには・爪痕を残すためには、というハングリーさも見受けられる。(これは関西の血筋もあるかもしれない。)

 

今の私には日々仕事もあるし、その中でテンションの上げ下げは飽きるほどやっている。そこで着実にすり減ったHPやMPをどうにかしてチャージしたい。そんな思いで見るコンテンツには、特に恋愛感情に類する刺激や、対象の一挙手一投足に「キャ------!!」と黄色い悲鳴を上げ続けるような体験を求めているわけではない。

ただ自分の生活の活力として見たら笑顔になれる存在を探しているだけであり、未来を感じたいだけであり、自分の『愛の振り下ろし先』*2を見つけたいと日々祈っているだけなのである。そんな時に個としての成熟度合いとグループとしての若さがないまぜになった、このなんとも言えないフレッシュ感は本当に日々摂取するにあたりちょうどいいのだ。

 

だからこそ私は特定の個人に対する好きではなく、最初からグループとしてAぇ!が好きになったし、グループとして応援したいと感じるようになった。この雰囲気はおそらく偶然と必然の掛け算みたいなもので成り立っていると思っているのだが、それは間違いなく私がAぇ!を応援すると決めた一つの大きな要因になっている。

 

 

 

2.個の強さと、そこからできる関係性のバラエティの豊かさ

先に言っておく。お気づきだろうがすでに私には贔屓という色眼鏡がかかった状態であるものの、この項目に関してはさらにその帰来が強い。

 

どのグループもそうだと思うが、ハマればハマるほどその個性の強さや背景に惹かれていく。Aぇ!も例に違わずだ。どのようにこれをお伝えすべきか悩んだが、社会人になってから大事なことは3行でまとめろと言われることが多いので、私から見た「個」を無理矢理に書いてみる。

 

  • 狂犬であり姫であり28歳であり28歳児でもある、ギャップを作為的に生み出す達人かと思うほどの少女漫画もびっくりなキャラ立ち具合。高音に愛され身長に嫌われた男、芦屋の御曹司*3、時々播磨弁の強火木村担、末澤誠也
  • 目印担当でキレ芸が上手いが、その落ち着きと常識人ぶりは完全に手の届かない集団と思わせないために1人は不可欠な存在。実はこの中でJr歴最長の歌うまダンスリーダー*4、目指せウィルスミス風髭面、草間リチャード敬太*5
  • リア恋連覇は伊達じゃない、確かにいつ見てもちゃんとアイドルやってるのにファッション*6やらギターやら言動やらがなんだかんだずっと漢。でも年下後輩愛でる時にその面倒臭さが垣間見えるのが人間らしくて安心する、正門良規
  • 「俺ッ様がリーダー」という言葉が全人類で一番似合う、他担から見ても黙っていればかっこいい人ベスト3に入るに違いない。でも中身はほんまに絵に描いたような男子高校生でそりゃ実は一番リア恋ですよね、島健
  • 自分に適切に自信を持とうとすることはかなり大事だとあなたを見ていると思う。あれだけギャグやって心折れないように見せようとしている*7のは尊敬に値するし、ちゃんとアイドルしようとしているのはすごいと思う、あと名前が素敵、福本大晴
  • 最年少最多才って誰が言った、本当にこの子が最年少でよかったと結成から何度も何度でも思わせてくれる。実は一番周りを見ている*8しファンもきっと君の成長が楽しみに違いない、ヤングシンバ佐野晶哉

 

…情報の精査が足りず、3行ではまとまらなかった。とにかく言いたかったのは、一人ひとりを知っていくとみんなすごく魅力的だということ。そして驚くことに、6人合わせるとちょうどいい塩梅で遠すぎず近すぎずのアイドルとして絶妙な接点まで降りてきてくれる集団であること。夢を見させてくれる、一番適切な距離感。

 

さらにこの6人をいろんな組み合わせで味わうと、それぞれの関係性から織り成される雰囲気が全く違って面白い。年齢やJr.歴の差や、これまでどういう特技を持ってJr.の中でも前に出てきていたのか、関ジュの中での立ち位置、自分の立ち位置の認識具合、そしてグループを結成してからどのくらい喧嘩したのかどのように関係性が変わったのか。背景を知ってから彼らの「今」を見ると、また彼らが違った顔つきで私の前に現れる。

それが6人という人数であるが故に、多くの、しかし手に余るか否かのギリギリの量の組み合わせ数*9が楽しめるというのもなかなか絶妙だ。

 

これらを表す便利な言葉「ケミ」*10K-POPから輸入されたと認識しているが、この「ケミ」、つまり関係性に対する好き、は性別を問わずグループを推す限りはついて回るのだと改めて最近感じている。

 

 

3.「PRIDE」

いろいろ書いてきたけれども、自分が「あ、Aぇ!を推そう。」と明確に決めたのは多分この曲がきっかけだった。ありがたいことに公式フル尺が無料で展開されているので、お時間がある方はまずは是非聴いていただきたい。

 

www.youtube.com

 

これは「ジャニーズにない高音域の歌」という看板を引っ提げて、Aぇ!第2形態*11・バンドにて、音域を限りなく高音に持って行った挙句にメインボーカルの末澤誠也に歌割りを全振りしたロック調の曲だ。(これをやらせた大倉PはほんまにPだな。と思う。)

 

この「PRIDE」というなかなかにクセのあるかっこいい曲を、Jr.というまだ足場のない不安定な状況で、明確に誰か一人にフィーチャーして歌わせるということをやってのけることに痺れる。それを担うのが最年長の誠也くんで、でもきちんとそれをバンド組の演奏が、何よりこれまでのジュニア生活を共にしてきたリチャくんのラップが下支えている状態で歌い上げているという、もうこの物語がべらぼうに良くて仕方ないのだ。

 

余談だが、末澤さんは雑誌にてこのyoutubeを「本調子ではなかったのでこの公演が公開されて悔しい」といった旨を述べていた。が、私は本調子のPRIDEを一番最初に聞いていたら、このタイミングではAぇ!にはまらなかったかも知れない。

この「PRIDE」というタイトルの歌を、その歌詞を、これまで明確にグループに所属することがなかったJr.歴14年弱の、関西ジャニーズJr.最年長の、歌割りも気にしてしまうくらいにグループとしての見られ方に気を配る末澤さんが、他のメンバーの演奏を背負って、自分でバンド用にとデザインした衣装に身を纏って、何公演も駆け抜けてきたその少し掠れた声で振り絞るように全身で、適切な矜持を持っているだろう顔つきで歌い上げるから。

だから私はこの歌が大好きになったし、末澤誠也という人を明確に意識するようになった。要はあなたたちのストーリーと、声と、状況が、私の見たい世界に完璧にハマってきてくれたのだ。

私にとってアイドルはやはりどこまで行っても「偶像」であり、彼らの見られたいを多少汲み取りながらも、結局は見たいように勝手に見る対象であることにはいつの時代にも変わりない。(誤解を恐れずに言えばそれしかできない。)だからこちらの勝手な物語に先方の状況が合致した時に、完全に「推す」というモードに入るのだと思っている。「PRIDE」はそれをさせてくれた記念すべき楽曲だ。

 

終わりに

まとめてみると、実は「PRIDE」以外はAぇ!だけに当てはまる事象ではないし、「PRIDE」だって楽曲が違えば似たような現象は他のグループでも起こりうるのだろう。こう思うと、いわゆる「出会っちゃったのが運の尽き」という表現は本当に秀逸だ。*12確かにこれ以外に言いようがないな。

 

そして今日はあえて好きの理由を言語化したが、普段はもっと脳死状態で彼らを楽しませていただいている。当分はきっと彼らのことが好きだろうし、応援していきたいと思うだろう。ただデビュー前のグループを応援するのは初めてで、流石に彼らが語るデビューというものを彼らに体験してもらった世界線を見てみたい、という思考が働いてしまって、ひっそり茶の間オタクから現場参戦オタクに変貌を遂げようとしている。そして残念ながら学生時代と違って、それができる資本もある。どこまでこの熱量が持つのか少々不安だが、今はこの瞬間を楽しみたい。

手始めに完全受注生産の「西からAぇ! 風吹いてます!〜おてんと様も見てくれてますねん LIVE2022〜」コンサートのDVDを心待ちにしておくとする。その前に全国ツアーが当選するように、今この瞬間から日々徳を積み続けることを自分に課して2022年を締めくくろうと思う。

 

今年は色々あったけど、少なくともAぇ!に出会えて良い年だった。来年もAぇ!に力をもらいながら、悪くない年ににしていきたいと思っている。

 

ここまで読んでくださった方がいらしたら感謝を込めて。Aぇ!担さんなら、来年一緒にいろいろなことに喜べる年になるといいですね、という思いも乗せて。このようなご時勢ですのでご自愛ください、そして素敵な年をお迎えください。

 

 

 

 

 

 

 

以下、長すぎる脚注パレード

------

*1:動画の0:34~、各グループがワンショットで抜かれていくのだが、最後に映るAぇ!には貫禄さえあるように思えてならない。もしかしたら主に仁王立ちで拍手をしている末澤さんのせいかもしれない。

*2:この表現は、昔「さんまの東大方程式」という番組に出ていたBerryz工房のオタクである足立伊織さんという方が使っていらっしゃった。(記憶に則しているので、誤りがあるかもしれない。)この方のアイドル論にはかなり膝をたたいたので敬意を込めてこの表現を使わせていただいている。

*3:本当の出身は神戸だし、御曹司というのは定義によるのですが、おそらく割合裕福なご家庭だとお見受けできる情報が多いと感じています。

*4:生配信での佐野晶哉の言葉を拝借。よく言ったさのまさや!

*5:視認性悪い色なのに、オレンジがいるから彩度上げられないの辛すぎるな

*6:これはほんまにyoutube見てビビった、Jr.にデニムはセルビッジついたのしか履かんっていう人間現れたの嬉しすぎて奇跡。

*7:とりあえずこの分野では丸山隆平くんのメンタルに敵う人はいないと思う元ニワカEighterです。

*8:末澤誠也

*9:私の肌感覚として、5人組の組み合わせ数が一番妥当。ペアを作った時に、5人組→10パターンがちょうどいい、6人組→15パターンはまだ楽しめる、7人組→21パターンは手に余る。元々2人組を推していたからかも知れない。あとAぇは3人組パターンが割と固定化しているというのもの推しやすさがある。

*10:Chemistry(化学反応)の略として使われている。でもケミストリーって言ったら半端な夢の一欠片が不意に誰かを傷つけていきますよね?

*11:個人的に第1形態・アイドル、第2形態・バンド、第3形態・劇団、第4形態・芸人と認識しており、変身を後n回残していると思っている

*12:引用元「俺らAぇ!groupって言いますねん」、作詞:Aぇ!group、とりまとめ&作曲:天才・佐野晶哉

<